産後出血に驚く女性も多いでしょう。
出産でもかなり出血をしたはずなのに、まだ生理に近い生臭いにおいのする「悪露」と呼ばれるものに不安になるママも多いようです。
産後はいろんな不安が襲ってくるので、それらが全てストレスに変わってしまうと、後々危険が伴いますのでしっかりとその時その時で対処しておくのがベストです。
さて産後の出血に関してですが、実際にママさんの不安体験なども後々ご紹介していくとして、まずは出血はいつまで続くのか?そして止まらない原因についてチェックしていくことにしましょう。
目次
産後1週目の傾向
産後1日目には大量出血が見られる産後出血ですが、1週間も経つと落ち着いてきます。
最初は貧血を催すほどの出血量ですので、ママさんは産後1日目は注意したほうがよいですね。
てすりなどに掴まって注意して指示があれば歩きましょう。
鮮血のような鮮やかな血の色が、1週間後には血液の生臭い匂いに変わってきます。
産後2週目の傾向
1週目よりぐんと量は減ります。
茶色から黄色っぽいものに変化し、匂いも弱くなってきますから終わりがみえてきます。
いつまで産後出血が続くのか?と不安に思っていたママも、ここまでくれば安心するママが多いようです。
産後3週目の傾向
ほとんど産後出血がなくなっている状態で、おりもののような透明かつクリーム色のようなものが出てくることが多いです。
また子宮内部に残っている出血のカスが、固まって出てくることもありますから、茶褐色や赤色の塊が出てきても心配しないようにしましょう。
産後4週目の傾向
多くの人が4週目~6週目程度で終わる傾向が強いです。
特徴としては3週目よりも更に無臭で無色です。
個人差はありますが、平均的には4週間~6週間程度が終わる時期だと思っておきましょう。
止まらない原因の3つ
1.ホルモンの影響が考えられる
ホルモンの影響によりなかなか止まらない、または一時期というのが考えられます。
3ヶ月を過ぎても止まらない、または痛みや出血の量が多いという場合は、念のため一度診察してもらいましょう。
2.母乳を与えている
ミルクよりも母乳の方が悪露は長引くと言われています。
長い方は2ヶ月以上続く人もいるので、気長に終わりを待つのがいいでしょう。
3.生理が始まった
生理には個人差があり、特別早い人は産後ひと月で再開することもあるそうです。
こちらは該当する人はごくまれでしょう。
産後出血で注意すべき点
産後出血がいつまで続くのか不安なママは大勢いますが、ほとんどが健康な状態の産後出血ですから心配することはありません。
ただ放置してはいけない産後出血というものがあり、子宮が痛む出血だったり、微熱が続く、量が少なくなったと思ったら、急激に増えるなど、普通では起こらないであろう状態が起こった場合は産婦人科に連絡したほうが良いですね。
大きな塊が出るケースでは子宮が完全に復活していない可能性もありますし、匂いは子宮収縮が順調でないサインです。
微熱は産褥熱というものがあり、細菌が子宮にはびこってしまい、命の危険性もありますから注意が必要です。
また産後出血が少なすぎるのも問題です。
子宮入り口で血が固まっている可能性がありますから、化膿が酷くなるケースもあります。
産後出血は1時間おきにパッドを変えなければならないほどの出血ですから、それよりずっと量が少ない場合は気をつけたほうが良いでしょう。
ママさんの体験談も参考にする
26歳キジままさん
産後2ヶ月を過ぎても悪路が終わりませんでした、1ヶ月検診では異常なしだったので安心しましたが、2ヶ月経っても終わらないし匂いがします。そこで私はこの3つを意識しました。「睡眠時間の増加」「止血剤を使用」「激しい運動を避ける」これだけで悪路はましになり、すぐに終わりました。中でも「止血剤を使用」が一番効果的でした。一度内診してもらい、止血剤をもらうのがベストかと思います。
29歳気にしない気にしないさん
悪路が2ヶ月半も続きましたが、夫婦生活の再開は1ヶ月からスタートしました。出血が完全に無くならなくても夫婦生活の再開はOKです。ただ困るのは、布団が汚れること。そこら辺は旦那さんに頼りましょう。家事分担といいますが、これも立派な家事分担なので。
21歳冬はつらいさん
2ヶ月ほど悪路が続きましたが、私の場合は1ヶ月でお風呂につかりました。冬の時期ということもあって、産後は風邪を引くと大変なので湯船につかってしました。全く問題は無かったですし、お医者さんからも全然OKと言われました。もし悪路が続いたのであっても、1ヶ月を過ぎると基本的に湯船につかってOKだそうですよ~。
疑問に思えばググるor婦人科を頼りましょう
これまでご紹介してきたように、素人判断ではなかなか決断できないのが産後出血です。
いつまでも長く続くのも異常の兆候ですから、早めに婦人科を受診したほうがよいでしょう。
産後の肥立ちは産後出血をどのように乗り切るかによっても変わってきますから、病院ではできるだけ安静に、かつ指導があれば少しずつ歩く練習をしていきましょう。
また、「産後の食事で注意すべき7つ」もセットで読んでみましょう。
食事を気をつけないと、母乳不足や激太りの原因となります。
しっかりと知識を蓄えることが、自分の体型維持のためにも役立つのでチェックしておいて損はありません。
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