プロとしてスポーツで稼ぐ人は、何も野球やサッカーの世界に限った存在ではありません。
ボウリングの世界にもプロが存在しており、一般人とはかけ離れた、高い次元で勝負を決しています。
アベレージ200を超える強者が、プロの世界にはうじゃうじゃいるわけです。
そこで気になるのがプロボウラーの年収。
「一体いくらの稼ぎがあるのか?」、一緒に確かめてみましょう。
プロボウラーになるには?
プロボウラーになるためには、試験に通過しなければなりません。
また、試験を受ける際は、受験資格を満たしている必要があります。
ボウリング場に在籍する、指導者からレッスンを受けて能力の向上に努めることが、プロになるための一番確実な方法と言われています。
プロボウラーの収入源
全国各地で開かれている大会の賞金が、プロボウラーの大きな収入源となっています。
しかし、ゴルフやサッカーそれから野球などと比較して、賞金額がかなり低いのが現実。
一番高い賞金額でも300万程度なのです。
未来のプロボウラーを育てるためのレッスン料も、プロボウラーの大事な収入源。
むしろプロのほとんどが、レッスン料などの賞金以外の収入に頼って生活しています。
プロボウラーの年収はこんなに低い
上記でご説明した通り、公式戦の最高賞金額は300万程度。
年間の賞金ランキングを確認すると、1000万の賞金を手にしたプロボウラーは男子のトップただひとりです。
このことは、ボウリングの現状を如実に物語っているのではないでしょうか。
ボウリングは、決して人気の高いスポーツではありません。
また、エンターテイメント性を人々に強く意識されているため、スポーツとしての魅力を理解している人は極僅かです。
実は、年間の賞金ランキングの話にはまだ続きがあります。
男女の賞金ランキング10以内までを確認した結果、トッププロでも、一般サラリーマンの平均年収ほどしか、賞金を獲得できていないのです。
厳しい練習に耐えて、難しい試験をパスしたにも関わらず、一般サラリーマンの平均年収と同等の賞金を手に入れられるのは、ランキング上位陣のみ。
残りのプロボウラーは、レッスン料など賞金以外の収入に大きく頼って、生計を立てています。
レッスン料などを合わせても、実力がない場合は生活はかなり苦しくなると思っておく必要があります。
アマチュア選手も多い現実
また、プロボウラーの人数はおよそ350人程度だと言われていますが、アマチュア選手も含めると人口競技は1500万人程度にものぼります。
つまり、アマチュア選手の中でも優れた人がプロボウラーとなり、その中の350人中ほんの一握りが生活していける実態があるというわけです。
ボウリングが少し上手だからという理由で、プロボウラーで生計を立てていこう!なんて甘い考えでは、到底夢は叶わない世界だと言えるでしょう。
出費も案外多い
プロボウラーになればスポンサーがつくのかといえば、そうではありません。
実力上位者で見た目も良ければ、スポンサーから声がかかることもあるかもしれませんが、現実はそれほど甘くありません。
ボウリングのために投資するお金は全額負担で、旅費なども自腹であることが普通であることから、トップ組に入らなければプロボウラー1つでやっていくことは非常に厳しいでしょう。
ですからプロボウラーの選手であっても、掛け持ちを経験したことがある人も多いはずです。
本当に好きでないと厳しい
いかがだったでしょうか。
プロボウラーとして食べていくには、かなりの勇気が必要であることが分かりました。
「好きでなければ続けられない職業ランキング」があれば、プロボウラーは、かなり上位に食い込むはずです。
今よりもスポーツとしての認知度が上がれば、スポンサーが沢山ついて賞金額が上昇するかもしれませんが、それがいつになるのかは全く予想がつかない状態です。
夢は夢のままで終わらす方がいいという人がいますが、中途半端な気持ちでプロボウラーになってしまえば、この言葉を痛感してしまう日が来るかもしれませんので、本当にボウリングが好きで、覚悟を持った上でチャレンジすることをおすすめします。
また、「お金大好きな人が知るべき幸せとの関係とは?」もセットで読んでみましょう。
人生はお金ではないという人がいますが、幸せとの関係がどれほどのものなのか?知ってみませんか?
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