産後に生理がなかなかこない…という悩みを抱いている女性は多く、Googleのみでも年間で1万件以上の検索がされています。
また、早く次の子供が欲しいと望む女性にとっては、早く生理がきて欲しいでしょうし、まだ今産んだこの子の面倒をみるだけで手一杯、もしくは子供は1人で構わないという女性の場合は、もう少し遅く生理が始まっても良いと感じるかもしれません。
ですが、産後生理がこないという状況は、問題がある場合と、自然にきていないというケースがあります。
今回の記事では、そんな産後に生理がこない原因と病気の関係性に関して、11選にまとめています。
目次
生理再開は個人差あり
まず、産後に生理がこない原因として考えられる1つ目は、生理の再開は個人差があり、正確にいつ始まるかということは言えません。
母乳を飲ませている、ミルクオンリー、それだけでも充分違います。
ただ、産後生理が開始するのは大体8ヶ月くらいから、という目安はあります。
また、母乳を与えている場合は、排卵がおきにくいと言われていますから、生理再開が遅い可能性は高いと考えることもできます。
母乳を与え続けている
病気ではなく、産後1年経っても生理がこないという女性もいて、その原因は、まだ母乳を与え続けているということが原因でした。
母乳を与え続けることによって、女性特有のホルモン「プロラクチン」が排出され、体に「母乳がまだまだ必要だ!」という合図を送るのですが、同時に、「まだ妊娠してはいけない」という信号も送りますので、産後の生理が遅れてしまうわけです。
まだ母乳を与えているという場合は、焦らずに、とにかく母乳が必要な時期までは待ってみる勇気も必要です。
育児ストレスや環境の変化
あなたが独身の頃などにも、同じように生理がこない状況はありませんでしたか?
ストレスでイライラがピークに達している時、生理がなかなかこなかった…ということが。
このようなストレスは生理再開と大きな関係がありますから、病気とは関係なくストレスで生理再開が遅くなるという可能性は高いです。
育児によって睡眠不足になったり、食事が不規則になったりすることで生理再開が遅くなっているのです。
特に1人目の子供だと、何がどうしたらいいのか分からないことも多く、赤ちゃんと自分2人きりの部屋の中でストレスがたまって、どうして泣くのか、どうしたら泣きやむのかてんで分からなくて、多くの悩みとストレスから、生理がこないという原因も十分に考えられます。
妊娠している
当たり前だと思うかもしれませんが、妊娠している場合は、産後に生理がきません。
一度も生理がきていないという場合でも、最初の生理が来る前の排卵で妊娠をすれば、生理がこないこともあります。
見分ける方法としては、最初の生理が来る前に排卵しているかを確認することや、妊娠調査キットなどを使ってみるといいでしょう。
生理がこない病気一覧
これからお伝えする病気は、あくまで考えられる病気でありますから、参考程度に考えておいた方がいいでしょう。
※産後に生理がこない原因というのは、上記でお伝えした4つの原因である場合が、圧倒的に多いです。
※また、産後に関係のない病気も、念のためにお伝えしておきます。
多のう胞性卵巣症候群
生理がこない病気であるとすれば、多のう胞性卵巣症候群という病気が考えられます。
この、多のう胞性卵巣症候群は、無月経になる原因で最も多く見られる原因であり、若者を中心に増えてきていると言われています。
症状としては、男性ホルモンが多くなるといった特徴が見られ、ニキビや毛深くなるといった特徴が見られます。
産後に過度のダイエットなどをしてしまった人は、こちらを疑ってみる必要があります。
早発卵巣不全
体が閉経しつつある状態のことを言い、生理周期が長くなるや無排卵、無月経などの症状が見られます。
この病気にかかってしまえば、最終的には卵胞がゼロとなり、閉経となります。
産後の女性に限って考えずらいですが、怖い病気でありますから、一応知識として覚えておいた方がいいでしょう。
無月経・乳汁漏出症候群
プロラクチンという母乳を出すためのホルモンを、先ほどもお伝えしましたが、妊娠も出産もしていないにも関わらず、母乳が出てしまう現象が、無月経・乳汁漏出症候群といいます。
産後生理がこない人にとっては、関係のないことにも思われますが、一応豆知識として将来のためにも覚えておきましょう。
摂食障害
赤ちゃんを育てなければならない母親にとっては、まず考えられない病気ではありますが、摂食障害を起こすと生理がこなくなる場合があります。
特徴としては、がりがりの骨が見えるような痩せ方をしていることです。
甲状腺異常
甲状腺異常が起こることによって、無月経・乳汁漏出症候群が起こります。
甲状腺の痛みなどを感じる場合は、当てはまる可能性もあります。
病気かも?と疑う場合
産後1年を目安に考え、母乳をやめて3ヶ月経っても生理がこない場合は、病気を疑って主治医に診察してもらったほうが良いでしょう。
通常は産後1年で子宮は完全に回復すると言われていますが、それが遅れているのかもしれません。
ホルモンバランスの乱れ、または他の病気の可能性も疑いきれませんから、すみやかに受診したほうが良いでしょう。
また、気になって仕方がないという場合は、事前に一度お医者さんに通ってみることによって、余計な心配事が減ることにも繋がりますので、一度お医者さんに相談してみるといいでしょう。
リアルな人の声も参考にする
29歳怖かったさん
私の場合、1年7カ月が過ぎても、生理がきませんでした。
まだ母乳をあげていた時だったのですが、本当に不安でしたし、病気ではないのかと何度も怖くなりましたが、授乳をやめて一カ月程度で生理が来るようになりました。
もしもまだ、授乳中で生理がこないと不安になっているママさんがいるとすれば、お医者さんの言葉を信じて、授乳が終わるまでは、とにかくこないものだという考えでいた方が、楽になれるかもしれませんよ。
27歳二児のママさん
私の場合、生理がきたのはいいですが、二週間後にまた生理がきて、三週間の間に二回も生理が来るという現象が起こりました。
すごく怖かったのですが、長男がインフルエンザということもあり、放置していたのですが、私の場合は病気などでは無かったようです。
今思えばすごく怖いことをしていたんだなと思いますが、皆さんも自分の体が一番ですから、私みたいに同じような行動をとらないように、心がけてくださいね(汗)
心配ならお医者さんへ
いかがだったでしょうか。
産後に生理がこないと心配なのであれば、一度お医者さんに相談することが、最も安全で確実な方法であると言えます。
すでにお医者さんに相談している場合は、考えすぎるとストレスの原因ともなりますので、とにかくお医者さんの言葉を信じてみましょう。
子育ての時期というのは、環境の変化や育児ストレスから、精神的健康に大きな変化が見られることがあります。
そうなってしまえば、子育てどころではありませんから、自分の体をこれ以上疲労させないためにも、解決できる悩みは早めに解決しておきましょう。
また、「産後に妊娠しやすい理由4つ」もセットで読んでみましょう。
計画的に子供を産みたいのであれば、この1ページは読んでおくべきです。
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