「最近彼氏の行動がさぁ〜」などと、恋人であるはずの彼氏の愚痴を言う女性は多く、彼氏の悪口とも取れる言葉を発することで、楽しむ女性は世の中に腐るほどいます。
これは女性ならではの特技とも言えますし、女性だからこそ愚痴が許されると言える理由が存在していて、彼氏は常に愚痴の対象となっていると思っておく方がいいでしょう。
”なぜ愛する彼氏の愚痴を言ってしまうのか?”の理由が明確となり、言われた側もスッキリできる1ページとなっています。
目次
彼氏の悪口/愚痴を言う心理
共感してほしいだけ
女性は共感してほしい生き物とよく言いますが、女性の愚痴や悪口のほとんどは「ただ共感してほしい」だけであり、決して解決策を探しているわけではありません。
共感することでストレスを解消したり、その場を楽しむことができる能力こそが、女性の持つ性質の1つで、話を聞くことも話すことも得意とする女性は、話し合うことで平和にその場を楽しむことができます。
つまり彼氏の愚痴や悪口を言う理由とは、その場を楽しむための1つの手段であると考えられ、女性にとっては心の底から彼氏を恨んでいるというよりかは、普段の鬱憤をその場で晴らす心理こそが、彼女が彼氏の愚痴や悪口を平気で言ってしまう原因です。
男性よりもお喋りな女性は、会話の途中でも次のことを考えることができるため、彼氏の愚痴を一度言いだすと止まらなくなり、次から次へと吐き出したいことが溢れ出す結果が、女子会の愚痴の言い合いとなるわけなんですね。
不安や不満の解消
男性は悩み事を心の中に隠しこみ、自分一人でなんとか解決しようとする傾向が見られる一方で、女性は悩み事を抱えると周りに話すことで、なんとか解決しようとする傾向が見られ、これは決定的な男女の違いであるとも言えます。
女性の場合は、彼氏に不満や悩み事を抱えるとすぐに他人に相談することで、心の中にある不安やストレスを吐き出そうとし、愚痴を聞いてもらうことでスッキリしようと試みた結果が、彼氏の愚痴や悪口に繋がることもあります。
協調性を大事にし、平和的な解決を求める女性陣にとっては、不安や不満を聞いてもらうことこそが最も有効で、賢い選択となることを理解していて、弱みを知られることを恐れないが故に、彼氏の愚痴ともとれる相談をたくさんしてしまうのです。
男性の場合、プライドが高くて弱みを握られることを嫌うので、自分の心の中で解決しようと必死になりますが、女性は弱みを知られることをあまり恐れないことが、こうした行動に繋がりやすい原因です。
結束力や盛り上げの手段
仲良しメンバーでの結束力を高めたり、盛り上げるための手段として彼氏の愚痴を言う人もいて、彼氏の秘密事を周りに暴露することは、その場を盛り上げるきっかけとなったり、または自分が主役となれる方法ともなります。
愚痴を周りに言いふらすことで、たくさんの人からリアクションをもらえたり、たくさんの質問に返すことでその場が盛り上がるわけですが、これはグループ内で悪口を言い合う心理と全く同じで、上司の悪口を言い合っている部下をイメージすると分かりやすいでしょう。
また、悪口はメンバー内の親密度や結束を高めることもでき、誰もに話せないような話をその場で共感し合うことは、仲間意識が高まることに加えて、周りをスッキリとした気持ちにさえさせます。
他人の不幸は蜜の味とも言いますが、互いの彼氏の不幸話や欠点を共感し合うことは、女子会においては欠かせない話題で、その場が盛り上がることも間違いありません。
どんな女性が言いやすい?
無神経な女性
無神経な女性ほど彼氏の悪口や愚痴を言いやすく、聞いてもらうことでストレスを発散しようとしているはずが、相手に多くのストレスを与えいることに気づけないこのタイプは、長々と悪口や愚痴を聞いてもらうことで、自分一人がスッキリするタイプです。
このタイプは、相手の立場となって物事を考えていないので、自分がスッキリするかどうかを基準に考えることで、相手を疲れさせてしまうことが非常に多いです。
自分語りや自慢話を長々とする人と同じで、相手も自己開示することでスッキリしたい気持ちあるにも関わらず、そこを理解しようとする気持ちがないので、最終的には嫌われてしまうこともしばし見られます。
また、普段からお世話になっている彼氏の悪口を長々と言えるのですから、彼氏に感謝の気持ちを全く感じておらず、自分は特別扱いされて当然だと思い込んでいる、自己愛が強い女性である可能性も考えられます。
気持ち悪いと感じている
彼氏のことを気持ち悪いと思ってしまったり、本気で直して欲しい欲求を持つ女性も、彼氏に日々不満が溜まっているわけですから、悪口や愚痴を言いやすくなります。
人は一度悪い部分が見えると、ネガティブな感情ばかりが目立つ性質を持つので、気持ち悪いと感じた彼氏の悪い部分ばかりが目立ち、魅力があまり分からない時期なのかもしれません。
彼氏が好きかどうか分からない、別れようか迷う時期は、特に女性は精神的に不安定になりやすい時期であるため、たくさんの人に愚痴という形で相談に乗ってもらうことで、どうにかしようとしていることも考えられます。
どれにしても、こちらに当てはまる場合は、今後の彼氏との関係がうまくいきにくい女性となります。
被害者意識が強い
被害者意識が強い女性は、何をするにも「私だけが」という捉え方をすることで、まるで自分だけが彼氏の被害者であるかのような考えをし、被害者面をすることで、彼氏が悪い方向に持っていこうとします。
このタイプに悪口や愚痴を聞かされていると、やがて「あんたはどうなの?」と反論したくなったり、「自分は彼氏にいつもご飯代出してもらってるくせに」と、彼氏の味方をしたくなる気持ちにさせられます。
被害者意識が強い人は、人のせいにすることが多い性格であるため、しっかりと口を聞けなかった人でさえも、悪者や悪口の対象とされてしまうことも。
このタイプは扱い方が難しく、非常に厄介な性格であるとも言えるので、苦手意識を持つ人は無理に近寄らず、距離感をとることが重要となるでしょう。
彼氏が気をつけるべき点
彼女の話を聞いてあげる
彼氏の悪口や愚痴を言うということは、あなたに対して不満やストレスを抱え込んでいる状態であると考えるのが妥当で、彼女の話を普段からきちんと聞くことを心がければ、彼女の気持ちにも変化が出てきます。
彼女は彼氏のことをよく知っていても、彼氏は彼女のことをあまり知らないのはよくある話で、彼氏は付き合いが長くなるにつれ、彼女の近状を知ろうとしない人が多くなります。
「彼女のことは誰よりも分かっている」と思い込む男性も、彼女が学校や職場でうまくいっているのか?友達づきあいはうまくいっているのか?などの、近状を知らない人は多いはずです。
だからこそまずは、彼女のことをもっと知ろうと心がけるべきで、楽しかったことや悲しかったことがあるとすれば、きちんとその話を聞いてあげる努力をしましょう。
心の動きに敏感になる
彼氏の悪口や愚痴が頻繁になってくると、彼女が別れる前のサインであるかもしれないため、心の動きに敏感になる必要があり、もしも彼女が今までとは違う一面が見られるようになるようであれば、それは違う男を探しているサインであるかもしれません。
女性は別れる時も次の準備を怠ることなく、失恋後に自分が辛い立場を防ぐことを優先するので、今の交際している期間は、彼女にとっては次の準備期間である可能性が考えられます。
女性は相手の心が離れていくことに敏感で、男性よりもいち早くこうした危機をキャッチできる能力を持ちます。
故に、男性が全く気づかないうちに違う男とデキていて、破局後に発覚するなんてことも珍しくなく、今がまさにその準備期間かもしれないことを、頭に入れておきましょう。
悪口/愚痴を聞く時の心得
理解を示す
まず悪口や愚痴に関しては、持ちつ持たれつの関係であることを理解する必要があり、あなただって必ず誰かに嫌な話を聞いてもらうことはあるはずです。
だからこそ、相手の悪口や愚痴に対して理解を示すことが必要で、とりあえず最後まで話を聞いてあげることや、相手の立場となって話を聞くことができれば、悪口や愚痴がただの作業となるわけでもなく、自分にとっても利益となる作業となります。
相手の立場となって話を聞くことができれば、「この人はこういう性格で、彼氏はこういう性格だから問題が起きるわけか」などと、分析することもできるので、ただの作業だけに終わらせることはありません。
ただの作業となることは、面倒や苦手だと思える原因そのものなので、相手に理解を示すことから始めてみると、上手くその場を過ごすことができるはずです。
もう一度踏み込んでみる
愚痴聞きで相手をスッキリさせたいのであれば、相手の話が一通り終わった後にもう一度踏み込むことで、より相手をスッキリさせることができ、解決法を導き出すことができます。
例えば、「あなたはどうしたいの?」と質問してみるだけでも、相手の本音を聞き出すことができますし、相手だって自分の本当の気持ちを整理することができるので、心の中がスッキリとするわけです。
自分の気持ちに正直になれなかったり、そもそも自分の中で答えが出ていることも多い愚痴は、相手の本音を確かめてみることを心がければ、後味の良い関係を築くことにも繋がるでしょう。
真剣に付き合わない
悪口や愚痴に対して、あまりにも真剣に向き合うことはNGで、真剣に向き合えば向き合うほど、アドバイスやネガティブな感情が強調されていきます。
真剣に考えることのデメリットは、あなた自身を苦しめてしまうことにあり、考えることで頭が痛くなってしまったり、悪口を間に受けすぎることで彼氏を擁護したくなったりと、何かとネガティブな方向に向かいがちです。
もしも疲れてしまったり、嫌な感情を覚えた時には、適当に聞いてしまうことを心がければ、相手の愚痴聞き役を全うできたという、最低限の仕事はできるはずです。
聞く側も様々な感情を持つ
彼氏の悪口や愚痴に関しての最大のデメリットは何と言っても、聞かされる側が様々な感情を持つことであり、人によっては嫌味であったり、嫉妬の対象となってしまうこともあります。
彼氏が欲しいと願う女性であれば、「なによ贅沢な!こんな女なら、私と付き合って欲しいわ!」と内心思う人もいれば、「嫌なら別れれば?めんどくさい」と、内心見放したような本音を持つ人もいるでしょう。
聞く側にも聞かす側にも言いたいことは、誰でも愚痴を聞いてほしい瞬間はありますし、話を聞いてもらえるだけでも救われる人もいるので、おもてなしの精神を持って、時には悪口や愚痴を聞いてあげることも有りではないでしょうか。
もちろん大切な友達であったり、長い付き合いの友人であればの話となるため、嫌いな人に対して無理に聞く必要もありませんし、嫌な時には嫌と言える勇気も時には必要であることも間違いのない事実です。
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