女性心理

憎しみが消えない心理〜どんどん増す理由がこれ

憎しみが消えないことに対して、「現状の自分を変えたい」とか、「憎しみを無くしたい」などの悩みを抱え、心理カンセリングに訪れる人もたくさんいます。

まず最初にお伝えしておきますが、憎しみを消すためには本心を知ることが大事であり、原因を追求しないことには悩みを解消することはできません。

この1ページでは、あなたが抱える本心を全てお伝えしていきます。

人は自分を正当化する生き物

大恋愛の末に憎しみを抱いた結果、ストーカー行為を行ったり、親の愛情がもっと欲しいと憎しみを持つ人がいますが、こうした人に当てはまる心理であり、人は愛情が大きいほど憎しみも増すことが心理実験により分かっています。

なぜなら人は裏切られた時の反動が大きく、過去に自分が行った良き行動を思い出し、それを正当化したいという潜在意識を持っています。

これを心理学では「認知的不協和」と呼び、自分を正当化した本人は相手が裏切ったと決めつけることで、愛情は変わらないまま相手を恨み続けることとなるため、最悪のケースではストーカー行為を行うようになります。

これは恋愛で例えると非常に分かりやすく、恋人第二候補や第三候補であれば裏切られてもそれほどの憎しみを抱かない一方で、大好きな第一候補に裏切られてしまうと、それだけ憎しみも大きくなるのです。

他にも、兄弟贔屓する親に対して憎しみを抱くのも分かりやすい例となるでしょう。

特に男性はプライドが高いのでこうした憎しみを抱きやすく、また自分のことを過大評価しているナルシストな人も、素晴らしい自分という人間を捨てた悪い人間だという思い込みから、怒りが憎しみに変わっていきやすいと言えます。

自信を無くし、自尊心を裏切られた

次に考えられる心理としては、他者の幸せを妬んだり嫉妬する人に当てはまる心理であり、人は誰でも他者と比べることで自分を評価したり、安心感を得ようとする生き物ですが、時にはこれが原因で強い憎しみを抱いてしまうことになります。

人は誰でも自分よりも下だと思う人と比べてしまうことがあり、無意識のうちに比べることで安心感を得ようとするものですが、こうした比較を下方比較と呼びます。

しかし、こうした下方比較で安心感や自信を得ようとした結果、自分よりも劣っていると思い込んでいる人が自分よりも幸せそうだったり、自分よりも先に昇進が決まるなどの事実を知ることで、自尊心が大きく傷ついてしまいます。

人は自尊心が大きく傷つくことで、妬みや嫉妬の感情が生まれるようになり、自分の方が上だということを証明するためにも、幸せそうな相手の愚痴をこぼしてしまったり、自分の方が仕事ができるのにおかしいと、不満を口にするようになります。

分かりやすい例が女性の結婚であり、女性は相手が先に幸せをつかむことで嫉妬や妬みの感情が爆発し、不満を他者に聞いてもらおうとします。

女のライバルは女であるとも言われる女性の場合、恋愛や結婚に対して妬みや嫉妬を抱きやすく、男性の場合は仕事や付き添い人が美女かどうかで妬みや嫉妬を抱きやすく、ダメージが大きければ大きいほど憎しみのような感情が消えなくなってしまうのです。

 

常に不安を抱えている可能性も

あなたの育った環境は、一貫性のある教育の元に育ってきたでしょうか?それとも、両親の不公平さに不満を感じたり、両親の機嫌次第でその日の発言が変わるような環境で育ってきたでしょうか?

実は憎しみを抱きやすい性格というのは、後者である教育に一貫性がない環境で育った人の方が確率が高く、こうした環境で育った人ほど見捨てられることに対しての不安が大きく、不安傾向が高いことが分かっています。

対人関係を形成する場面で見られる心理傾向を愛着スタイルと呼び、その中にはアンビバレント型と呼ばれるスタイルが存在しますが、このタイプこそが上記に述べた教育に一貫性がなく、自己評価が低くて不安傾向が強いタイプとなります。

アンビバレント型は嫉妬を抱きやすく、相手に没頭することが多いことからも、恋愛なとでは情緒不安定になってしまうことが多いです。

そして見捨てられることに不安を抱いているために、相手に尽くすなどの一方的な密接性を求めるのですが、これを拒否されると嫉妬心が妬みに変わったり、あれだけ尽くしたのに裏切られたと憎しみを抱き、いつまでもこの感情が消えなくなることも珍しくありません。

恋人に対して極端な密接性を求めたり、見捨てられることに不安を抱いているのであれば、あなたがアンビバレント型の恋愛傾向が見られる証拠です。

 

葛藤は成長へ繋がる

いかがだったでしょうか。

結局のところ、心の葛藤が憎しみを生み出し、いつまでも消えない苦しさを作り出すことになります。

憎しみとは、「どうしようもなく憎いけど、心のどこかでは相手を求めている…」こんな時に人は憎しみに大きく苦しめられ、一時的にうつのような症状が見られることも珍しくありません。

しかし、この葛藤を乗り越えることによって人は成長し、新たにまたひとつ大きくなることができるのです。

だからこそ、今抱える憎しみが消えない悩みはおかしなことではなく、あなたが成長するために必要な苦しみであり、時が解決してくれるくらいの楽な気持ちで、あまり深刻になりすぎる必要もないのです。

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コメント

    • りん
    • 2017年 10月 18日

    解決策まで書いて欲しかった。

    • 川邊祐一
    • 2018年 4月 03日

    自分も信用していた女とその家族に裏切られてストーカーになり、捕まり執行猶予をもらったが2年後恨みが消えず、また嫌がらせど猶予取り消しで刑務所いきますが、さらに恨みが増すばかりです。出てきた時の自分が恐ろしいと思っています。自分の中では身勝手ですが相手側に、1言だけでも裏切ってゴメンと言って欲しいと思っています。罰を与えられたら余計に怨みが増して行くのがわかります。このままいけば妄想が現実になりそうです。

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