「こいつのツイート、うっざー!」とか、「惚気てられるのも今のうちだ!」など、惚気話を聞かされることによって、不愉快な気持ちとなってしまうことは珍しくありません。
これを負け組の嫉妬だなんて言う人もいますが、惚気話も度が過ぎればうざい気持ちになってしまうのは、誰でも同じなのです。
この1ページを読むことで、「なぜ惚気てしまうのか?」「なぜ相手の気持ちを考えられないのか?」という疑問が全て払拭され、相手の本音が見えてくるはずです。
正常な判断ができなくなる
恋は盲目と言いますが、あなたも大好きな人との交際が実った時には、”ついつい嬉しくて多くの人に報告してしまった”なんて経験があるのではないでしょうか。
これは恋をするとエネルギッシュになることが原因でありますが、報告のついでに惚気話をたくさんしてしまうのは、扁桃体という脳の一部の働きが鈍ることによって、「よくないことだとか、不愉快なことだ」と判断する能力が鈍ることにより、恋人が完璧な存在に見えたり、相手を不快にさせてしまうような惚気話をしてしまうわけです。
これこそ、恋は盲目であることが科学的に証明された真実であり、好きという感情は欠点や不愉快だという気持ちが抑えられてしまうのです。
惚気る側からすれば、欠点がない素晴らしい人との交際が実ったわけですから、エネルギッシュな状態であることも加わり、普段では考えられないような行動に出てしまった結果が、惚気となります。
自分の評価や価値を上げたい
惚気る人の中でも、特に男性に当てはまりやすい心理であり、男性は自分が憧れを抱く女性や、高嶺の花を落とすことで自分の評価を上げようとする傾向が見られます。
男性の方が当てはまる理由としては、「男性は女性に比べて競争心が強く、上下関係をきちんとつけたい」性質を持つため、高嶺の花を射止めることによって、自分を大きく見せようとするのです。
女性であれば、経済力のある男性と結婚することで、周りと大きく差をつけることができたとつい思い込んでしまうのが、この心理に当てはまります。
一目惚れした異性を落とし、グループ内での付き合いなどにも恋人を連れてくるような場合は、こちらの可能性を疑ってみるといいでしょう。
また、自分の評価を上げる他にも、SNSなどで惚気る投稿をしている場合などは、自分の存在を認めてほしいという願望が隠れており、惚気ることで周囲より目立ち、自己顕示欲を満たそうとしていると考えられます。
コンプレックスを転化した結果
コンプレックスは面白いことに、そのまま消極化してしまう人と強い闘争心に転化する人に分かれ、強い闘争心に転化している場合は、憧れの異性を射止めることで、自分の評価を大きく上げようとする人がいます。
自分にコンプレックスがある人ほど、容姿で相手を決め付けて、とにかくイケメンや美女と付き合いたいという強い願望を持つ人がいますが、これが分かりやすい例となります。
こちらの場合も同じく、惚気ることで自分の評価を上げると同時に、自尊心を満たそうとする心理が働いています。
心が幼稚である
惚気話を長々と聞かされる側の気持ちとしては、「自慢話ばかり聞かされても…」という気持ちについなってしまいがちですが、こうした気持ちにさせてしまうのは、惚気る人が実はまだ子供っぽい一面が残っていて、相手の都合などお構いなしに惚気てしまっていることが原因です。
もちろん、とにかく他人から認められたいという気持ちが強い可能性も考えられますが、無神経で自分のことばかり話す人の場合は、コミュニケーション能力や対人感受性が欠けているため、自分の都合のみで会話を進めてしまいます。
これを簡単に言い換えると、「相手の気持ちを察することができないために、自分の都合のみで物事を考え、惚気話を長々としている」ことになります。
相手の気持ちを考えて言葉選びができない人や、相手の気持ちを考えず行動に出る人の場合は、こちらに当てはまっている可能性が非常に高くなります。
ナルシシズム傾向が高い
惚気ることは自慢話と同じような意味を持ちますが、惚気話以外にも普段から自慢話が多い人の場合は、ナルシシズム傾向が高いと思っておいていいでしょう。
ナルシシズムとは、自己愛が強い人やナルシストのことであり、このタイプは自分のことを素晴らしい人間だとか、有能であると過剰評価しがちであり、自己主張が強い他にも賞賛されることが大好きです。
つまり、このタイプは惚気ることによって、「自分が一番有能である」ことを証明しようとしたり、「有能な恋人を手に入れたことを賞賛されたい」という本音が隠れています。
心理を暴露したことによって、めんどくさい奴だな〜なんて思った人もいるかもしれませんが、このタイプを上手に扱うには、上辺でいいので賞賛してあげることによって、相手は自分の優秀さを認めてもらえたという気持ちになり、気持ちよくさせることができます。
本当に幸せな人こそ惚気ます!
いかがだったでしょうか。
自慢と惚気は少し意味が違ってきて、自慢は強がりや見栄っ張りな一面も見られますが、惚気は裏表の感情が見られずに、悪気もなく惚気てしまうことが多いです。
その証拠に、付き合いたてのカップルや新婚ほど惚気話をしてしまいがちであり、自分たちが今どれだけ幸せであるのかを、悪気もなくついつい口にしてしまいがちです。
これは周りが見えていないからこそ、正常な判断ができずに暴走してしまうわけですが、恋の賞味期限が切れると、こうした惚気も少なくなっていくはずです。
だからこそ、これからも上手に付き合いを続けていきたいのであれば、惚気話を聞かされることに対してグッと我慢をして、二人が落ち着くまで待つことが非常に大事なこととなります。
もしも長い間惚気ているのであれば、それは自慢をしているだけであり、自慢しなければならない何らかの事情が隠れているのでしょう。
次のページでは、「電車でカップルがキスや手を繋ぐ心理」について、全ての真実を述べていきます。
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