「このお局、ほんと頑固だな〜」とか、「多少のミスでぐちぐちとうるさい人だ!」など、お局に対する不満を抱えている人は珍しくありません。
さらには長年嫌がらせを受けていて、本当にうざい存在であると大きなストレスを抱えている人も、世の中には必ずいることでしょう。
そんなうざいと思うお局が、嫌がらせをついしてしまう悪魔の心理を5つにまとめていきます。
女の嫉妬は感情と結びつく
お局が嫌がらせをしたり、いじめをしてしまう理由には、自分の立ち位置に関する不満など、会社と自分に関する何らかの不満が原因であると考えられます。
例えば、女性の場合は年齢が若いほど男性陣からちやほやされたり、綺麗な人ほど扱いが丁寧になるものですが、こうした同僚に対する嫉妬が感情に結びついた結果、嫌がらせやいじめをすることに繋がり、あなたにとってはうざい存在となってしまいます。
なぜなら女性は特に、嫉妬と感情が結びつきやすいと心理学の世界では考えられており、美しい女性に嫉妬するといじめてしまうのは、女性の方が圧倒的に多いのもこのためです。
さらに嫉妬と感情が結びついた結果、「こいつは嫌いな女だ」という認識をしてしまうと、「認知バイアス」により、自分の利害や希望に沿った方向に考えが歪められるために、自分にとっては都合のいい部分だけを見てしまうようになっていき、よりうざい存在となってしまうのです。
よく女性が「あの人は○○な人だよ絶対!」と決め付けたように敵対心を持ってしまうのは、実は嫉妬が感情に結びついているためであります。
おまけに、認知バイアスの厄介な部分は、相手が少し嫌そうな態度をとると、「私のことがどうせ嫌いなんだ」とか、「私に対していいイメージを持っていない」と、自分の先入観を優先してしまうので、お局という立場が強い場合には、簡単に嫌がらせやいじめをすることができてしまいます。
☑️ 認知バイアスの代表例
綺麗でちやほやされる後輩が気に食わず、嫉妬している→その子が仕事でミスをしてしまう→「やっぱり、男に媚びて生きていくしかないんだな!この子は!」と、自分の先入観で決め付けてしまう→うざい存在となる。
記憶を美化する
お局ほど嫌がらせをしてしまう心理としては、過去を美化してしまうことが関係している可能性も考えられます。
これは昔の人を例に挙げると分かりやすく、「昔の時代は良かったな〜」と思ってしまったり、つい口にしてしまう人が多いのは、人間の脳が都合の悪いことには制御がかかってしまい、自分が輝いていた良い記憶は思い出しやすい傾向が原因です。
これは仕事でも同じく、「最近のゆとり世代は全く使えない」と罵声を浴びせられたり、「私が若い頃は、もっとしっかりしてたわ!」など、自分がいかに優れていたのかを現代の若者と比較してしまうのは、自分の過去を美化してしまっている証拠です。
また、自分の良い記憶ばかりを思い出しやすい脳だけに、自分の過去を美化してしまうと、後輩の悪い部分を目にすることで、自分がいかに凄かったのか?という部分ばかりに着目しがちとなるため、ついマイナス面ばかりを指摘して、良い部分を褒めることを忘れてしまい、口うるさくてうざい存在となってしまいがちです。
女性ほど若かった頃の自分を美化してしまい、現実の自分とのギャップに頭を抱えがちですが、仕事も同じく美化してしまう傾向にあります。
☑️ 美化の代表例
昔は男にちやほやされていた→年齢を重ねるにつれて、ちやほやされなくなる→自分を磨いてきたつもりが、現状を認めることができずに、頭を悩ませてしまう。
自分がいかに有能かを感じたい
お局の他人をおとしめるうざい行為は、「一瞬でもいいので、自分が有能で優れていることを実感したい」という心理の表れでもあります。
悪口を言ったり、批判行為ばかりに出てしまう人は、他人をおとしめることでストレスを解消しており、欲求不満から逃れるための手段として、こうした行動に出ています。
こうした自分の方が有能であるという思い込みは、根拠が全くない思い込みであるために、多くの人が勘違いするな!と思ってしまうわけですが、教育心理学者である速水敏彦さんによると、「自分は有能だといった根拠のない思い込みをしてしまう人ほど、抑うつ的であったり、対人関係では敵意を感じやすい」と発表しています。
つまり、嫌がらせの他にも、他人批判や悪口が多いお局であった場合は、内心「自分がいかに有能であるのか」を、たくさんのアピールしているのです。
自分だけが忙しい
楽な仕事ばかりを自分が担当していたり、嫌な仕事や面倒な仕事を押し付けられるなどの嫌がらせを受けた場合は、相手の立場になって物事を考えることができていない人であり、とにかく無神経な人であると言えます。
こうした人の多くは、自分だけが忙しいかのように他人に面倒を押し付け、自分に都合よく考えてしまう傾向があるため、自分も同じく忙しいのだということをきちんと伝える必要があります。
このタイプは、自分が一番忙しいと思い込んでいたり、他人は暇だという思い込みをしていることが多いことからも、態度ではなく言葉で伝えるのは最も有効な対処法となります。
しかし困ったことに、お局という強い立場に物事をはっきりと言うことは、様々なデメリットに怯えてしまうため、どれだけうざくとも悔しい思いをして、我慢している人が多いというのが現実です。
年齢のせい?頭が固い可能性
お局がうざい理由として、頭が固くてなんでも決めてかかるという声をよく聞きますが、これにもしっかりとした理由が存在します。
このタイプの特徴としては、とにかく融通がきかずに、自分が正しいと思う正論を振りかざし、とにかく説教をすることが大好きです。
頭が固い人というのは、「○○こそ正義だ」とか、「○○はこうしないとおかしい」といった強い信念を持っているので、自分と違う発言や価値観に対して、ついつい口うるさく説教をしてしまう傾向にあります。
つまりこちらの場合、嫌がらせではなく、ついつい頭が固いことが原因で口うるさくなっている可能性があるため、一度冷静にお局がどのような性格であるのかを、しっかりと観察してみることをオススメします。
またお局だけに限らずに、若い人であっても頭が固い人はいるだけに、あなた自身も気をつけなければなりません。
あなたも悪い人と決めつけない!
いかがだったでしょうか。
お局は悪い人もいますが、仕事に厳しいだけであり、根は優しいという人もたくさんいるだけに、叱られた=悪い人だ!なんて安易な決めつけは良くありません。
もちろん嫌がらせをされたり、いじめにあったなどの被害にあった場合は、それなりのリスクを犯した行動に出る必要も出てくるでしょう。
そもそも人を動かすことや、人の上に立つことは、私たちが思っている以上に難しいことであり、飴と鞭の使い分けは本当に難しいものがあるだけに、お局の良い部分をしっかりと見ようと心がけることで、相手の評価も変わってくるかもしれません。
次のページでは、「女性が愚痴る心理〜多いには理由がある!」について、ついつい職場で愚痴を聞かされる理由などを解明していきます。
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